蕎麦が育つまで

日本人にとって馴染みの深い食事のそば。穀類の中でも育てやすく、蕎麦の実(種)をひいて粉にすると、お馴染みのそばが作れます。そんな蕎麦の播種から収穫までを追っかけてみましょう。

小麦の収穫が終わったら、次は蕎麦の播種が始まります。7月は蕎麦の播種時期です。

お馴染みのマッセイファーガソンがここでも大活躍!

プラウ耕起整地砕土、播種という作業工程です。

写真は、そのうち、整地砕土と播種を同時に行っています。播種が終われば、3カ月ほどで収穫です。収穫期が楽しみです!

8月下旬には蕎麦の花がきれいに咲きます。真っ白に花を咲かせた蕎麦畑は心が和みます。

9月中旬の蕎麦畑です。収穫を待つだけです!

9月末になると蕎麦畑は写真のようになります。いよいよ収穫です。一般的に蕎麦は「播種から収穫まで75日」と言われている、栽培期間の短い作物ですが、岩手県北上市は気温が低いため、弊社ではこれより長い90日を収穫の目安としています。蕎麦は下から順に花が咲き、下から順に実が熟していきます。つまり、1本の蕎麦の中に熟し具合の異なる実が混在しています。一番てっぺんの実が熟すまで収穫を待っていると、下の方の実は落ちてしまうので、ほどほどのところで収穫します。具体的には黒化率(こっかりつ=黒く成熟した実の割合)70%程度での刈り取りがよいとされています。

蕎麦の収穫風景です。上から下まで熟して乾燥している状態で刈り取る麦とは違い、半生の状態で刈り取る蕎麦は、半生の茎や葉などでコンバインの目詰まりを起こしやすいため、ゆっくり走らせねばならず、時間がかかります。しかも、半生の状態での刈り取りですから蕎麦の刈り取りは晴天の日中のみ行います(夜露がとれてから)。この日は晴天で風がある絶好の刈り取り日和でした。新蕎麦の出荷はもう間近!皆さんに美味しい蕎麦をお届けできるよう、収穫を頑張ります!

乾燥・調製を終えたら、1袋22.5kgに袋詰めされ、生産者ごとにパレットに並べられます。1パレットあたり42袋です。

検査員が検査荷口(数量)の大きさにより製品を選んで検査を行います。

検査は1袋から計量用のコップすりきり1杯の蕎麦の実をとり、機械に入れ、容積重や水分(16%以下)、被害粒、異種穀粒を検査。平均値を出して、1等・2等・規格外の3段階等級に分けます。

写真のように10個のマス目に区切られた容器に入れて目視検査を行います。

検査完了!今年度の弊社産の「秋そば」は、良質な1等級でした。写真は「にじゆたか」という品種の1等級です!⦿は1等級を表すマークです。いよいよ新蕎麦の出荷を開始しますが、新蕎麦の季節は間近です。