日本の農業人口は減少を続け、離農者が加速化、農地を手放す農家が今も後を絶たないです。私たちの地域である、岩手県北上市も例外ではありません。株式会社西部開発農産は1986年に設立された農業生産法人で、日本有数の穀物地帯のひとつ、岩手県の郷土の農業を守るために、日本の食を微力ながら支えるために、発足しました。
西部開発農産は、離農者が手放す農地をできるだけ引き受け、郷土の農地を守り続けてきました。耕作農家を支える活動や農業を志す人たちを受け入れ育成する活動も行ってきました。耕作面積が増えていくにしたがって、大規模農業の手法を取り入れ、JGAP認証取得にいち早く取り組み、品質管理を行い、安心安全な食糧を安定的に供給することに努めてきました。耕作面積が増えても農業所得が増えない問題に対しては、農畜産物に付加価値を目指して、6次産業化に早くから取り組んできました。
そして今、日本の人口減少や少子高齢化に伴い、国内食糧需要の減少、貿易の自由化という問題に直面しています。しかし、世界の人口は増え続けています。気候変動による温暖化で各地で干ばつや台風が異常発生し、農産物が思うように作れなくなってきているという現実があります。世界に目を向けると信じられないことですが、まだまだ飢餓に苦しむ国や地域があります。「食」は、人間が生きていくうえで欠かせないもので、私達はその「食」を生産していることに自信と誇りをもち、安心できる農産物の生産に励み、食料供給に努めています。同時に「食」は人々に喜びや感動を与えるものでもあります。日本を訪れる外国人が日本食に感動し、同じものを食べたいというニーズから世界中で日本食レストランが増えてきています。
日本の食料自給率の低迷や様々な問題に直面するたび「もう日本の農業はだめだ」と思ったときに、いつも自らを励まし「頑張ろう」と活力をくれたのが、「食は人が生きていくうえで欠かせないもの」ということと、これからは日本だけでなく世界に目を向けて日本食を応援し、日本の食を通して日本だけでなく世界中の人々の生活をよりよいものにし、喜びや感動を与えられるよう当社も一翼を担い、成長していきたいという一筋の光です。
これまで日本の農業がうまくゆかないのは、政治や人、環境のせいだと思っていました。しかし、実は一番の悪は自らに甘い自分自身だということに気づきました。今後は農業という仕事に私たちは自信と誇りを持ち、奥羽山脈の清らかな水、澄んだ空気と寒暖差のある気候など岩手県北上市の素晴らしい環境が育んだ、安心安全な農畜産物を通じて、毎日の食生活を大切にし、家族の健康や幸せを願っているような人々に、私達の農畜産物やその6次産業化商品による美味しい日本食文化といった価値を提供し、喜びや感動を与えられるような会社になりたいと思っています。それが、私達の目指す姿であり皆様への約束です。
"Earth to Table" これは私たちが目指す姿をあらわしたコンセプト。
お客様に大地から食卓まで安心安全な農畜産物を届けたいとの想いを表現しました。
それを実現するのが、まもる、ささえる、つくる、そだてるの4つの約束です。
私たちは郷土の農地を守ります
私たちは耕作農家を支えます
私たちは安全な食糧を安定的に供給します
私たちは人材を育てます
西部開発農産は社会の公器として法を遵守し、地域社会の発展、繁栄に寄与します。
上記を重点的に取り組むことで、地域社会やステークホルダーとの信頼関係の構築や企業価値の向上へつなげていきます。
JGAPは、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証です。
JGAPは、農場やJA等の生産者団体が活用する農場・団体管理の基準であり、認証制度です。農林水産省が導入を推奨する農業生産工程管理手法のひとつです。
第三者機関の審査により、JGAPが正しく導入されていることが確認された農場には、JGAP認証が与えられます。西部開発農産の農場もJGAP認証が与えられました。適切に管理されている農場だから、安心安全な農産物を提供することができます。
JGAP認証農場は、消費者の皆さまにとっても、農産物のバイヤーの皆さまにとっても、安心して購入・取引できる農場です。良い農産物選びは、良い農場選びから始めましょう。
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