大豆の種類と用途

大豆は、色も様々、大きさも様々で、それぞれに用途も違います。

色による種類

黄大豆

国内でも一番生産量の多い大豆です。

豆腐や味噌など、ほとんどの加工食品は黄大豆から作られています。

用途に合わせた品種改良も盛んな種類です。

青大豆

うぐいす餅についている、緑色のきな粉は、この青大豆から作られています。

最近では、青大豆豆腐や青大豆納豆も増えてきています。

黒大豆

おせち料理に登場する黒豆がこの黒大豆になります。

ノンカフェインのお茶として注目を集めている黒豆茶もこの黒大豆が原料です。

赤大豆

小豆に近いような、赤茶色をした大豆です。

生産量がとても少ないため、「幻の大豆」とも呼ばれます。

煮豆に適した大豆です。

茶大豆

なかなかお目にかかることができない希少な大豆です。

表面の皮が柔らかく、豆臭くないという特徴を持っている大豆です。

塩ゆでにしてそのままが、オススメの食べ方です。

白大豆

黄大豆より、もっと白に近い色をしています。

へその部分も白いのが特徴です。

煮豆だけでなく、ビーンズサラダやミネストローネにも合います。

鞍掛豆(くらかけまめ)

青大豆の一部が黒くなっている種類でまん丸ではなく、少し潰れた形をしています。

香りや味が、海苔に似ていることから「海苔豆」とも呼ばれています。

塩ゆでや浸し豆など、シンプルな味付けでおいしくいただけるお豆です。

大きさによる種類

区分 大きさ・用途 主な品種
大粒種

7.9mm以上のもの(8.5mmや9.1mmと指定のある品種あり)

そのままで、煮物などの料理に利用されます。

オオツル、クロダマル、里のほほえみ、シュウレイ、

タチナガハ、玉大黒、黒丹波、中生光黒、トヨハルカ、

ミヤギシロメなど

中粒種

7.3mm以上7.9mm未満のもの

醤油、味噌、豆腐などの加工品に利用されます。

フクユタカ、エンレイ、リュウホウ、スズユタカ、

ゆきぴりか、ユキホマレ、ナンブシロメ、ギンレイ、

タマホマレ、ナカセンナリ、フクハヤテなど

小粒種

5.5mm以上7.3mm未満のもの

納豆などに利用されます。

納豆小粒、ユキシズカ、地塚、スズヒメなど
極小粒種

4.9mm以上5.5mm未満のもの

主に納豆向けに栽培・開発されています。

スズマル、黒神、黒千石など

大豆の品種や特徴についてもっと知りたい方は農水省のホームページをご参照ください。