国立公園指定記念日

 1934年のこの日、内務省が、瀬戸内海・雲仙(現在の雲仙天草)・霧島(現在の霧島屋久)の3箇所を国立公園に指定し、日本初の国立公園が誕生しました。国立公園は我が国の風景を代表する自然の景勝地で、環境大臣が指定した公園です。現在、34の国立公園が指定されています。

 岩手県には岩手山を含む十和田八幡平国立公園と三陸復興国立公園があります。国立公園は、その地域の自然や景観などの保護だけでなく、「その利用の増進を図ることにより、国民の保健、休養及び強化に資する」ことをも目的としています。自然が豊かな国立公園内には多くの旅行者が訪れ、観光産業は地元や日本全体にとって重要になっています。

 十和田八幡平国立公園は、北東北に位置する国立公園で青森県・岩手県・秋田県にまたがり、十和田湖周辺と八幡平周辺の火山群を包括しています。岩手山は奥羽山脈北部にあり、二つの外輪山からなる標高2,038mの成層火山で岩手県の最高峰であり、県のシンボルのひとつとされ、日本百名山にも選定されています。

 三陸復興国立公園は青森県南部から宮城県の牡鹿半島に至る三陸海岸一帯を占める国立公園で、東日本の国立公園では唯一ともいえる本格的な海岸公園です。管理上では北部の八戸・宮古地区と南部の大船渡地区に分割されており、面積は12,212haもあります。

 日本の風景を代表する傑出した自然の風景地として岩手県には2箇所も国立公園があるのですから、外国人へアピールしていきたいですね。岩手県には湯治場やハイキングコースなどの癒やしスポットも多いので、壮大な景色を前に、また明日から頑張れるパワーがきっともらえるはずです!