味噌の日

 毎月30日は「味噌の日」ということをご存知でしたか?「三十(みそ)」という語呂合わせが由来になっているのです。「三十路」という言葉を知っていれば、イメージしやすいのではないでしょうか。味噌の日は、全国味噌工業協同組合連合会が1982年9月に制定し、健康食品としての味噌をPRする団体「みそ健康づくり委員会」が実施している記念日です。

 味噌の歴史は古く、その登場はおよそ1300年前の飛鳥・平安時代までさかのぼります。また、最近の歴史検証では大豆は縄文時代にすでに栽培されていたことが分かっています。味噌については飛鳥・平安時代の文献に初めて「味噌」という文字が登場したこともあり、その起源がこの時代にあると考えられています。

 当時の味噌は、庶民が気軽に手に入れられるようなものではなく、地位の高い人たちだけが楽しめる贅沢品だったようです。その後、鎌倉時代になると味噌汁が登場、室町時代には様々な味噌料理が発展しました。今に伝わる様々な味噌料理はほとんどがこの時代につくられたものだと言われています。戦国時代に入ると、その豊かな栄養素と保存が可能な性質から、戦国武将たちが重宝し、戦場には必ず持っていったそうです。

 日本は世界一の長寿国と言われていますが、その理由の一つに、一般生活に味噌が浸透しているからだと考えられています。大豆のもつ栄養価は非常に高くバランスにも優れており、ことわざでも数多く、味噌の健康面での効果を謳っているものがあります。高齢化社会で医療費の増大も問題になってきている昨今だけに、「味噌の医者殺し」とばかりに、多くの人が日々積極的に味噌からの栄養を摂取して、誰もが健康に長寿を楽しめる世の中になってほしいものです。世の中の様々な食品の毒性について、色々と議論がなされているところですが、私達日本人が大豆文化圏に生きてきたことは幸運だったと思います。

 西部開発農産の「わが味噌」「ひまわり味噌」は、自社栽培の遺伝子組み換えではない大豆、米を使用、寒仕込み、天日塩使用の無添加味噌で安心安全です。この機会に是非、お試しください!健康を考える上でも、毎月30日の味噌の日には、味噌を使った料理を食べてみるのも良いでしょう。